潜在ビジネスケアラーの実態をつかみ、地域の働き手を守りたい
株式会社想ひ人

潜在ビジネスケアラーの実態をつかみ、地域の働き手を守りたい
潜在ビジネスケアラーの実態をつかみ、地域の働き手を守りたい
掲載日: 2025-05-07

介護の前から備え、もしもの時はワンストップでサポートする新しい介護予防モデルの地元企業におけるニーズを、ともに調査してくれる自治体の皆様を募集します。財政負担も軽減しながら、老いや病気・障害・介護が怖くない社会を、私たちとともに目指しませんか?


募集の背景

・介護初期の大混乱
病気・介護が始まると、本人・家族は「何から手をつければいいのか」すらわからず、制度未利用・給付漏れが起きがち。介護離職や家族トラブルに発展しやすい現状です。

・行政窓口・ケアマネの負担増
制度の狭間に落ちる複雑ケースが増え、ケアマネや包括支援センターが「シャドーワーク」に追われ本来業務に集中しづらい状況です。財政的にも将来的な負担増が懸念されます。

・制度はあっても「たどり着けない」現状
生活支援が必要な高齢者の 約3割が介護保険を未申請。申請遅れは給付漏れ・重度化を招き、自治体財政を圧迫します。

・ビジネスケアラー、介護離職が全国的に増加
経産省によると、仕事をしながら介護するビジネスケアラーによる2030年における経済損失は、介護離職による労働損失が1兆178億円、仕事と介護の両立困難による労働生産性損失額は7兆9,163億円と言われています。一方、介護休業取得経験者の7割以上が、制度を使っても現実的な負担は軽減されなかったことなどから、「取得を後悔している」と答えており、必要なのは「職場を離れなくても済む」仕組みです。また、2025年4月の改正育児・介護休業法により、企業対応が義務化されました。介護は従業員個人の問題ではなく、企業の経営課題です。

※介護離職防止のための雇用環境整備について
https://www.mhlw.go.
jp/content/11900000/001259367.pdf

募集プロジェクトの概要

本プロジェクトでは、地域の企業に対して、潜在ビジネスケアラーがどれくらいいるかの調査と、雇用環境整備における企業のニーズを把握するために、地域の企業へのアンケートやヒアリングを実施したいと考えています。

調査にてもしニーズがあれば、株式会社想ひ人が構築した「老いのプロジェクトマネージャー構想」に基づき、地域企業の従業員に対する“そなえ支援”と、もしも発生時の“実行支援”をワンストップで提供します。効果検証は自治医科大学と連携して実施し、早期介入率や給付漏れ防止効果などを数値で可視化することも可能です。

そなえ支援
 ・ケアラーになった際のシミュレーションワークショップ等の啓発活動
 ・LINE等を通じた事前接点の獲得
 ・エンディングノートの紹介
 ・ケアラーに対する周囲の理解醸成

もしも発生時の支援
 ・LINEによる無料相談窓口の設置
 ・申請手続き・施設探し・後見等の実務代行

自治体の皆様にお願いしたいこと

  1. 企業への啓発活動と実態調査
    地元企業に向けた実証プロジェクトの周知
  2. 連携窓口の設定
    もし可能であれば、地域包括支援センターや福祉課、居宅介護事業所との連携ルートを整備し、OPMへの二次受付をスムーズに行える体制づくりについて意見交換をお願いしたいです。

本プロジェクトがフォーカスする社会課題と取り組みの全体像↓

「逆プロポ」の仕組みを動画で理解するにはこちら↓

ソーシャルXアクセラレーション powered by MUFG 「逆プロポ」の流れこちら

企業情報

株式会社想ひ人(Omohibito Inc.)
設立:2022年6月10日
代表取締役:金子 萌
資本金:1,500万円
事業内容:

  1. 法人向け介護と仕事の両立支援(仕事と介護の両立コンサル、介護離職防止研修など)
  2. 個人向け“介護おまかせコンシェルジュ”(手続き代行・ワンストップ相談)
  3. 終活支援(選択式エンディングノート、喪主ミレーションなど)
  4. 専門人材育成(社会福祉士向け研修プログラム)

実績・特徴:

代表の金子自身のヤングケアラー体験から誕生。社会福祉士や看護師、司法書士など多職種ネットワークを構築し、介護保険の外側(家族調整や財産管理など)の複雑課題にも対応
社会福祉士の24年間12,000件超の相談実績・2,000件超の実務代行実績を元に、300ページ超の手続きマニュアル+システムを組み合わせ、実務代行と相談効率化を両立。
自治医科大学COI-NEXT共同研究パートナー

企業HP:https://www.omohibito.com

実施スケジュール(予定)

2025年5月7日 募集開始
2025年6月30日 募集締切
2025年7月上旬 採択自治体決定
2025年7月上旬以降 実証実験調整・プロジェクト開始予定

応募条件

2025年6月30日(月)17時迄に、エントリーシート(A4・一枚程度)に必要事項を記入し提出すること

その他留意事項

  • ご提出いただいた情報は、採択の検討及び、今後のサービス開発・提供などを目的として、株式会社想ひ人および株式会社ソーシャル・エックスの各関係者の間で共有させていただきます。
  • 締め切り後、企画内容に関して株式会社想ひ人から個別に問い合わせさせていただく可能性がございます。 

応募をご検討いただける場合は、以下記載の照会先にメールにてご連絡ください。
エントリーシートの雛形をお送りします。

質問やご相談は随時受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください。
照会先:gyaku-propo@socialx.inc

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