株式会社クロスケアデンタルによる共創プロジェクトです。医療費抑制で生まれた財源を子育てや教育、防災など未来への再投資するスキームを検討していただける自治体を募集します。
募集背景
高齢化に伴う医療費が過去最高を更新し続ける状況が続く中、介護施設ではお口の汚れや機能低下が原因による肺炎が入院の約1/3を占めることがクロスケアデンタルの調査で判明しています。
誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトでは、適切な介護の口腔ケア体制確立を支援しており、すでに全国各地の介護事業所で肺炎予防および医療費抑制実績があります。例えば、入居者が69名の介護施設に本プログラムを導入した際、自治体財政に約4000万円の財政インパクト(国費負担分含む)、介護施設には約1000万円の営業利益改善、入居者のQOL向上が実証されています。
クロスケアデンタルでは、このプロジェクトを通じて生まれた財源(医療費の抑制分)を基に、子育てや教育など未来への投資に充てられるスキームを検討していただける自治体を募集します。未来への投資スキーム(基金、特別会計、あるいはその他考え得る方法であればなんでも構いません)を作れるのは自治体だけです。
地方創生財源は国からの補助金に頼る部分が多いですが、本プロジェクトによる医療費抑制額の基金化などを通じて、継続的な地方自治体の独自財源確保につながると考えています。
募集概要
クロスケアデンタルは、介護施設へ適切な介護の口腔ケアを提供することで、誤嚥性肺炎で入院する高齢者を減らすことができるプログラム(誤嚥性肺炎ゼロプロジェクト)を実施しています。入居者にとってはQOLの向上、施設にとっては経営の安定化、自治体にとっては医療費の抑制につながるという三方よしの取り組みです。
クロスケアデンタルは、このプロジェクトを通じて生まれた財源(医療費の抑制分)を基に、子育てや教育など未来への投資に充てられるスキームを検討していただける自治体を探しています。
医療費の抑制効果は一般会計の中では見えにくいのが実情です。例えば、特別会計や基金、その他どんな方法でも、捻出された医療費抑制額が「何に再投資されたのか」を見える化したスキームを一緒に整えていただける自治体を募集します。
応募内容(自治体と一緒にやりたいこと)
- 介護施設と連携して誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトを実施
- 医療費抑制額を財源とした、未来へ投資するスキームの検討(自治体が最もやりやすいスキームで構いません)
- 2のスキーム検討にクロスケアデンタルもオブザーバー参加できれば、なおありがたいです。
選定基準
- 現在もしくは将来において、域内介護事業所での肺炎/誤嚥性肺炎で入院した人の医療費の実金額等の詳細調査にご協力いただける自治体
- 実行する方の意欲・実行力と実行計画の実現性
寄付金額
今回のプロジェクトに必要な費用をクロスケアデンタルが負担致します。※金額はすべて税別表記
- 講演料:10万円/回×1回分(実習道具含む)+交通宿泊費
- お口の現状調査/分析費用:5万円/施設×施設数 ※各施設1回分
- 口腔ケア資材代:スタートキット(4千円/人相当)+交換歯ブラシ代
◆サービス提供
採択自治体に無償で講演による啓蒙活動を介護事業所だけでなく在宅介護等の一般市民向けにも行います。実証実験を経て正式導入後も原則無償でご提供します。
企業情報
株式会社クロスケアデンタル
<公式サイト>https://crosscare-dental.jp/
応募条件
2024年7月31日(水)17時迄に、現状の課題や理想とのギャップ、本取組で得たい成果などについてエントリーシート(A4・一枚程度)を提出すること。
実施スケジュール(予定)
2024年6月10日(月) 募集開始
2024年7月31日(水) 応募締切
2024年8月中旬 採択自治体決定
2024年8月中旬〜9月末 採択自治体との詳細打ち合わせ
2024年10月中旬頃 プロジェクト開始
その他留意事項
- ご提出いただいた情報は、寄付先の選定および今後のサービス開発・提供などを目的として、株式会社クロスケアデンタルおよび株式会社ソーシャル・エックスの各関係者の間で共有させていただきます。
- 募集締め切り後、内容に関して個別に問い合わせをさせていただく可能性がございます。
応募をご検討いただける場合は、以下記載の照会先にメールにてご連絡ください。
エントリーシート、フィードバックシートの雛形をお送りします。
その他、エントリーに際してご不明点やご質問がある場合は、募集期間中も随時受け付けておりますので、
下記メールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。
照会先:info@socialx.inc