障がい者がやりがいを実感できる新しい働き方や、雇用創出・活躍推進に向けた実証事業に一緒に取り組んでくれる自治体を募集します。障がい者の雇用の促進と安定を目的に、産業機械メーカ「荏原製作所」と、グループ企業として設立された特例子会社「荏原アーネスト」による公募です。
募集の背景
今、企業に求められる障がい者の雇用率(法定雇用率)は上昇を続けていますが、新型コロナによる就業環境・社会変化により、障がい者に従来任されていた仕事が激減しています。
その中で、「法定雇用率を守ること」を目的とした障がい者の外注サービスが急拡大し、多くの企業がこのサービスを受け入れています。
しかしながら、このビジネスは障がい者本人の成長機会には繋がりにくく、企業・社会に本来求められているダイバーシティ推進の流れに必ずしも沿ったものではないと、課題意識を持っていました。
また厚生労働省も、雇用率のみを重視してきた政策を見直し、「障がい者雇用の質の向上」を目標として打ち出してきています。
募集プロジェクトの概要
「障がい者だからこの仕事(しか出来ない)」という社会の思い込みを無くしたい。
障がい者のみを集めて就労させるのではなく、健常者の働く職場でも障がい者が共に働く社会を実現したい。
そのために、これまでの業務経験から、
- 障がい者の潜在能力を把握し活かすこと
- 健常者の仕事を障がい者へお任せする時の、仕事の切り出しのハードルを下げること
この2つを大きな課題と捉え、これを実現するAI/XRアシストツールの検討を進めています。
企業が義務ではなく前向きに障がい者を雇用する社会の実現のため、趣旨に賛同いただき「障がい者がやりがいを実感できる新しい働き方や雇用創出・活躍推進」を一緒に考えてくれる自治体を募集します。
将来的には、ご協力いただいた自治体での成功例を全国の自治体へ展開し、社会そのものの構造をよりよくしたいと考えています。
募集要項
本プロジェクトの募集要項は以下の通りです。
企業情報
株式会社荏原製作所
<公式サイト>https://www.ebara.co.jp/
荏原アーネスト株式会社
<公式サイト>https://www.ee.ebara.com/
<参考情報>
●JBpress 荏原製作所特設サイト「EBARA NEW GENERATION」
https://jbpress.ismedia.jp/ts/ebara_special/03/
●プロモーションビデオ「荏原アーネストの挑戦」
自治体の皆様にお願いしたいこと
- 自治体の管理業務(インフラ業務など)や地元企業での「障がい者がやりがいを実感できる新しい働き方や雇用創出・活躍推進」についてのディスカッション
- アシストツールを活用した業務遂行の実証事業、及び効果検証(課題の洗い出しなど)
選定基準
- プロジェクトにご参加頂けるご担当者の思いや知見
- 課題解決のための垣根を超えたディスカッション(福祉部門だけでなく、産業/労働部門などともディスカッション)
寄附金額
なし。但し、実証事業に向けたアドバイザー料、アシストツールの開発費・貸与は、荏原製作所および荏原アーネスト負担。
実施スケジュール(予定)
2022年12月21日(水) 公募開始
2023年1月31日 (火) エントリーシート提出締切
2023年2月上旬 自治体選定
2023年2月中旬 プロジェクト開始
応募条件
- 2023年1月31日(火)17時までに、エントリーシート(A4・一枚程度)に必要事項を記入し提出すること
- 共同実施後、別添のフィードバックシートを提出すること
その他留意事項
- ご提出いただいた情報は、寄付先の選定および今後のサービス開発・提供などを目的として、株式会社荏原製作所、荏原アーネスト株式会社、および株式会社ソーシャル・エックスの各関係者の間で共有させていただきます。
- 募集締め切り後、内容に関して個別に問い合わせをさせていただく可能性がございます。
応募をご検討いただける場合は、以下記載の照会先にメールにてご連絡ください。
エントリーシート、フィードバックシートの雛形をお送りします。
照会先:info@socialx.inc